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対策の方針 ガードすると確定反撃のチャンス 要注意技・要注意連係 キャラ限定情報 コメント 対策の方針 ガードすると確定反撃のチャンス 要注意技・要注意連係 キャラ限定情報 技 情報 3B ノーマルヒットでも6B8がつながる。 1B.A+B+K ガードさせると6B8.Kが確定する。 コメント 名前 コメント
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ペイルムーン - ワーカロイド グレード〈1〉 ノーマルユニット (ブースト) パワー 7000 / シールド 5000 / クリティカル 1 自:[手札から「ナイトメアドール」を含むグレード3のカードを1枚選び、公開する] このユニットが(R)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、山札から「ナイトメアドール」を含むグレード3のカードを1枚まで探し、相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルし、手札から1枚選び、ソウルに置く。この効果で「ナイトメアドール ありす」 をソウルに置いたなら、CC(1)。 フレーバー:一人じゃ寂しいから。 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 使ってみたいと思う 0 (0%) 2 弱いと思う 0 (0%) 3 強いと思う 0 (0%) 4 面白いと思う 0 (0%) その他 投票総数 0 コメント
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クロア・シュナイゼン 愛称:クロ 称号: 種族:ナイトメア(人間生まれ) 年齢:19 性別:男 穢れ値:1 外見:身長175㎝ 体重55kg 濃青の髪に同色の目、普段運動をしている一般人程度の体 髪型は肩の上あたりまで伸ばしたセミロング。角は両米神に1本ずつ。異貌を使うと、髪と似た色に黄色の線が数本入った二股の角が後方に向かってななめ45度の角度でデフォルメした羽の(輪郭のような)形をとって伸びる。 あとよく女顔だといわれる プロフィール 12/24 納得いかなかったので大幅修正。 ルキスラの中流家庭の生まれ。 セオリー通り、生まれる際に母親を殺しかけたが、父親が妻を溺愛していたため依頼を出しており、複数の神官がその場にいたため奇跡的に母親生還。ひねくれることなく育つ。 この時の神官とは家族ぐるみのつきあいがあり、9歳の時に遊びに行ったグレンダールの神殿で神の声を聴く(本人いわく武器屋のおっちゃんみたいだったとのこと)。 5年前に母親を、2年前に父親を亡くし、貯蓄が心もとなくなってきたので冒険者になることを決意。一切合財を売り払って資金を作る。 基本的に女性には優しく、男性にはフレンドリー。さらに人の世話をするのが趣味(?)になっているため初対面だといろいろ勘違いしたり、戸惑う者もいたりする。 小さいときに顔面に食らった泥団子(固い&土属性)で死にかけたのがトラウマ。 2/21~22 CCにて:ラブソングによる恋心ではあるが、エリン(PL:アルさん)に対する気持ちを実際に話すうちに再確認。しかし、両者とも恥ずかしさで行動できないでいるところをメフィ(PL:シャンさん)の発破により告白。エリンからの承諾も得て付き合うことに。 性格 慎重・若干世間知らず・枯れている 他PCとの交友関係 名前 関係 一言(クロアの) クリシア 腐れ縁 「なんでいつもスクワットをしてるんだ?・・・リアだからか」 エリン 恋人 「まだまだ未熟者だけど・・・よろしく、エリン」 メフィ キューピッド的な? 「おかげで告白できたし、感謝だな。あと、どこかで見たと思ったらエルバートの彼女だったのか・・・」 その後の軌跡 2013/07/23 冒険者でいる必要性のなさと、周囲との戦力差から引退を決意。神殿の手伝いなどで生活していくことに。 なお、その直後にエリン(PL:aruさん)も冒険者を引退した模様。いきなり自宅に転がり込んできてびっくり。 そしてそのまま同棲することに。リア充爆発し(ry セッション履歴 +セッション履歴#1~10 No 開催日 セッション名 GM名 経験点 報酬 名誉点 成長 同行メンバー 001 2012/12/19 フォレスト・エクスプローラーズ(3000-6000) m7iさん 1150 1112G 5 精神 ロロ、クリシア、ラルス、エルバート 002 2012/12/24 猫ぬこナース(3000-6000) ときたみさん 1130 460G(410+50) 16 知力 ロットン、ライオット、イッスイ、ロイ 003 2012/12/27 準初級用依頼②(5000-8000) 9929さん 1260 2216G 19 知力 イスハーク、ヴィヴィアン、リーフル、アゼル 004 2013/01/03 【夜卓】羅斬鬼卓 B036 6000-9000 razankiさん 1230 1677G 25 知力 クラウディア、クリシア、ナイト 005 2013/01/11 「敵を知り、己を知れば」3000-9000 しよさん 1110 1110G 20 筋力 ナイト、シレット、ロットン、シュカ 006 2013/01/13 背中をゴリゴリと・・・ 5000~8000 nakoさん 1280(1230+50) 1548G 11 敏捷 シュカ、ボイル、ミハイル、ジンライ、テテュス 007 2013/01/30 ここから始まる油の道 7000~13000 もけのけさん 1370(1320+50) 2185G 14 器用 クリシア、エリィ、イスハーク 008 2013/02/03 「冒険者格付けチェック in ルキスラ」【フリー】 一号さん 1000 2000G -5(称号:自称) 生命力 イリシアスタ、マリア 009 2013/02/07 アワアワバブルブックブック 10000-20000 カビトマトさん 1330(1280+50) 2053G 12 精神力 セシリア、リーフル、エリン、レプス、ミュグレ 010 2013/02/11 …恋物語のような。【13000-18000】 美潮さん 1150 4317G 19 器用 イチゴ、リーフル、グレイ、アカリ、シュカ No 開催日 セッション名 GM名 経験点 報酬 名誉点 成長 同行メンバー 011 2013/02/13 彩色の翼は幻惑と舞う【10000-15000】 かにみそさん 1240(1190+50) 1850G 18 器用 シュカ、ミュグレ、エルバート、グレイ 012 2013/02/18 沼地の王 【10000-16000】 冬さん 1320 4600G 38 知力 イスハーク、イスアリア、セプレン、クリシア 013 2013/02/27 洋館の大掃除 12000-17000 9929さん 1630(1580+50) 4240G 40 生命 メフィア、アズライト、アカリ、シーファ 014 2013/03/07~11 彼の行先は・・・ 18000-25000 night_owlさん 2430(2380+50) 10000 84 敏捷・生命 グレイ、メフィ、ミュグレ、パノス 015 2013/05/03 おいしいご飯のコンテスト!(ゲスト参加) Swindさん 0 0 0 なし マリア、ウィンディ、メフィア、グレイ、プリウス、ロルフ プレイヤー:黒鷹 登録タグ:
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【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 NIGHTMARE PROJECT YAKATA タイトル NIGHTMARE PROJECT YAKATA ナイトメア・プロジェクト ヤカタ 機種 プレイステーション 型番 SLPS-01045~7 ジャンル RPG 発売元 アスク 発売日 1998-6-4 価格 6800円(税別) 駿河屋で購入 プレイステーション
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ナイトメアナンバーズ概要 【純然たる悪意InV】が使役するモンスター。 ランク2桁のモンスターは端末世界における3体の神の化身。 共通する特徴として以下の点が上げられる。 素材は全て同じ種族である。 素材の数は3体。 1ターンに複数回の効果使用が可能である。 自身の能力,またはその応用によって1ターンKILLが可能である。 ナイトメアナンバーズの所持者は,決闘の敗北とともにその所有権を失う。 そして決闘の勝利者はナイトメアナンバーズを継承する。 現時点で確認されているナイトメアナンバーズ一覧 ランク 名称 種族 使用者 継承者 12 創腥神Diava 悪魔族 アロケン 11 創暒神Sophia 天使族 音高ナル 10 創瑆神Horua 幻神獣族 アポロニウス 9 伝電純血族イルミナティ 機械族 電話小僧 ボルケーノ 8 伝説白銀竜ネブアルゼンテオ ドラゴン族 エイジ バウンダー星人 7 伝説黒魔術師マドラノーチェ 魔法使い族 果倉部かもめ 今寄咲つばめ 6 冥界最古王ロイドゥハウデス サイキック族 ディヴァイン シャーク 5 鏡界毒蛇王C・V・シュピーゲル 爬虫類族 浅倉タケシ スライ 4 王魂狂戦士ブレイカイザー 戦士族 ハスミセイジ にろく 3 交換手品師ハミルトン 雷族 電話小僧 ボルケーノ 2 弐手埴輪虚フィギュラデクライ 炎族 メルト=スパイラル 天十也 1 椅手救星煌S・ メサイア 幻神虫族(昆虫族) アポロニウス
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ナイト・オブ・ナイツ ビートまりお(COOL CREATE) EXTREME Level 10 BPM 180 Notes 928 1 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 口口口口 |----| 2 ①口口② |①-②-| ⑦③④口 |③④-⑤| ⑧⑨⑩⑪ |-⑥-⑦| ⑥口口⑤ |⑧⑨⑩⑪| 3 口②①口 |-①②-| 口口口⑤ |③④-⑤| 口口口口 口③④口 口口⑨口 ⑥口口口 口⑦口⑧ |-⑥-⑦| 口口口口 |⑧-⑨-| 4 ①口口② |①-②-| ⑦③④口 |③④-⑤| ⑧⑨⑩⑪ |-⑥-⑦| ⑥口口⑤ |⑧⑨⑩⑪| 5 口②①口 |-①②-| 口口口⑤ |③④-⑤| 口口口口 口③④口 口口⑨口 ⑥口口口 口⑦⑧口 |-⑥-⑦| 口口口口 |⑧-⑨-| 6 ①口口② |①-②-| ⑦③④口 |③④-⑤| ⑧⑨⑩⑪ |-⑥-⑦| ⑥口口⑤ |⑧⑨⑩⑪| 7 口②①口 |-①②-| 口口口⑤ |③④-⑤| 口口口口 口③④口 口口⑨口 ⑥口口口 口⑦口⑧ |-⑥-⑦| 口口口口 |⑧-⑨-| 8 ①口口② |①-②-| ⑦③④口 |③④-⑤| ⑧⑨⑩⑪ |-⑥-⑦| ⑥口口⑤ |⑧⑨⑩⑪| 9 口②①口 |-①②-| 口口口⑤ |③④-⑤| 口口口口 口③④口 口口⑬口 ⑫口口口 ⑧⑩⑨⑪ |⑥⑦⑧⑨| ⑥口口⑦ |⑩⑪⑫⑬| 10 ①口口② |①-②-| ⑦③④口 |③④-⑤| ⑧⑨⑩⑪ |-⑥-⑦| ⑥口口⑤ |⑧⑨⑩⑪| 11 口②①口 |-①②-| 口口口⑤ |③④-⑤| 口口口口 口③④口 口口⑨口 ⑥口口口 口⑦⑧⑧ |-⑥-⑦| 口口口口 |⑧-⑨-| 12 ①口口② |①-②-| ⑦③④口 |③④-⑤| ⑧⑨⑩⑪ |-⑥-⑦| ⑥口口⑤ |⑧⑨⑩⑪| 13 口②①口 |-①②-| 口口口⑤ |③④-⑤| 口口口口 口③④口 口口⑨口 ⑥口口口 口⑦⑧⑧ |-⑥-⑦| 口口口口 |⑧-⑨-| 14 ①口口② |①-②-| ⑦③④口 |③④-⑤| ⑧⑨⑩⑪ |-⑥-⑦| ⑥口口⑤ |⑧⑨⑩⑪| 15 口②①口 |-①②-| 口口口⑤ |③④-⑤| 口口口口 口③④口 口口⑨口 ⑥口口口 口⑦口⑧ |-⑥-⑦| 口口口口 |⑧-⑨-| 16 ①口口② |①-②-| ⑦③④口 |③④-⑤| ⑧⑨⑩⑪ |-⑥-⑦| ⑥口口⑤ |⑧⑨⑩⑪| 17 口②①口 |-①②-| 口口口⑤ |③④-⑤| 口口口口 口③④口 口口⑬口 ⑫口口口 ⑧⑩⑨⑪ |⑥⑦⑧⑨| ⑥口口⑦ |⑩⑪⑫⑬| 18 ③①口⑥ |①-②-| 口④⑤口 |③④⑤-| ⑧⑨⑪⑩ |⑥-⑦-| 口②口⑦ |⑧⑨⑩⑪| 19 口②口口 |①-②-| ③④⑥⑤ |③④⑤⑥| ⑨口口⑩ |⑦-⑧-| ⑦①口⑧ |⑨-⑩-| 20 ③①口⑥ |①-②-| 口④⑤口 |③④⑤-| ⑧⑨⑪⑩ |⑥-⑦-| 口②口⑦ |⑧⑨⑩⑪| 21 口②口⑧ |①-②-| ③④⑥⑤ |③④⑤⑥| ⑩口口口 |⑦-⑧-| ⑦①口⑨ |⑨-⑩-| 22 ③①口⑥ |①-②-| 口④⑤口 |③④⑤-| ⑧⑨⑪⑩ |⑥-⑦-| 口②口⑦ |⑧⑨⑩⑪| 23 口②口口 |①-②-| ③④⑥⑤ |③④⑤⑥| ⑨口口⑩ |⑦-⑧-| ⑦①口⑧ |⑨-⑩-| 24 ⑤①①⑤ |①-②③| 口④口口 |④-⑤-| 口口③口 口②口口 口⑩⑩口 口口⑨口 口⑧口口 |⑥-⑦⑧| ⑥口⑦⑥ |⑨-⑩-| 25 口口口口 |①-②③| ⑥②口⑥ |④-⑤-| ①口③① |⑥---| ⑤④口⑤ |----| 26 ③①口⑥ |①-②-| 口④⑤口 |③④⑤-| ⑧⑨⑪⑩ |⑥-⑦-| 口②口⑦ |⑧⑨⑩⑪| 27 口②口口 |①-②-| ③④⑥⑤ |③④⑤⑥| ⑨口口⑩ |⑦-⑧-| ⑦①口⑧ |⑨-⑩-| 28 ③①口⑥ |①-②-| 口④⑤口 |③④⑤-| ⑧⑨⑪⑩ |⑥-⑦-| 口②口⑦ |⑧⑨⑩⑪| 29 口②口口 |①-②-| ③④⑥⑤ |③④⑤⑥| ⑨口口⑩ |⑦-⑧-| ⑦①口⑧ |⑨-⑩-| 30 ③①口⑥ |①-②-| 口④⑤口 |③④⑤-| ⑧⑨⑪⑩ |⑥-⑦-| 口②口⑦ |⑧⑨⑩⑪| 31 口②口⑧ |①-②-| ③④⑥⑤ |③④⑤⑥| ⑩口口口 |⑦-⑧-| ⑦①口⑨ |⑨-⑩-| 32 ⑥①口⑥ |①-②③| ⑤④⑨⑤ |④-⑤-| 口⑧③口 |⑥-⑦⑧| ⑩②⑦⑩ |⑨-⑩-| 33 口①①口 |①---| ③口口③ |②---| ②口口② |③---| 口④④口 |④---| 34 ②口③⑦ |①-②-| 口④口口 |③④⑤-| ⑩口⑤⑪ |⑥-⑦-| ①⑧⑨⑥ |⑧⑨⑩⑪| 35 ②口口口 |①-②-| ⑦⑤⑥⑧ |③④⑤⑥| ⑨③④⑩ |⑦-⑧-| ①口口口 |⑨-⑩-| 36 ②口③⑦ |①-②-| 口④口口 |③④⑤-| ⑩口⑤⑪ |⑥-⑦-| ①⑧⑨⑥ |⑧⑨⑩⑪| 37 ②口口口 |①-②-| ⑦⑤⑥⑧ |③④⑤⑥| ⑨③④⑩ |⑦-⑧-| ①口口口 |⑨-⑩-| 38 ⑤①①④ |①-②③| 口⑧口口 |④-⑤-| 口③⑦口 |⑥⑦⑧-| ⑩②⑥⑨ |⑨-⑩-| 39 ④②②④ |①-②-| ③⑥⑥③ |③-④-| ①⑧⑧① |⑤-⑥-| ⑦⑤⑤⑦ |⑦-⑧-| 40 ⑤②⑩口 |①-②-| 口口⑦④ |③④⑤-| ①⑨口③ |⑥-⑦-| 口⑧⑥口 |⑧⑨⑩-| 41 ③④口⑧ |①-②-| ②⑦⑦② |③④⑤⑥| ⑧口⑥⑤ |⑦-⑧-| ①口口① |----| 42 ②口③⑦ |①-②-| 口④口口 |③④⑤-| ⑩口⑤⑪ |⑥-⑦-| ①⑧⑨⑥ |⑧⑨⑩⑪| 43 ②口口口 |①-②-| ⑦⑤⑥⑧ |③④⑤⑥| ⑨③④⑩ |⑦-⑧-| ①口口口 |⑨-⑩-| 44 ②口③⑦ |①-②-| 口④口口 |③④⑤-| ⑩口⑤⑪ |⑥-⑦-| ①⑧⑨⑥ |⑧⑨⑩⑪| 45 ②口口口 |①-②-| ⑦⑤⑥⑧ |③④⑤⑥| ⑨③④⑩ |⑦-⑧-| ①口口口 |⑨-⑩-| 46 ⑤①①④ |①-②③| 口⑧口口 |④-⑤-| 口③⑦口 |⑥⑦⑧-| ⑩②⑥⑨ |⑨-⑩-| 47 ④②②④ |①-②-| ③⑥⑥③ |③-④-| ①⑧⑧① |⑤-⑥-| ⑦⑤⑤⑦ |⑦-⑧-| 48 ⑤②⑩口 |①-②-| 口口⑦④ |③④⑤-| ①⑨口③ |⑥-⑦-| 口⑧⑥口 |⑧⑨⑩-| 49 口⑨口④ |①-②-| ①⑦⑨② |③④⑤⑥| ⑤口⑦⑧ |⑦-⑧-| ③⑧口⑥ |⑨---| 50 ①⑧①② |①-②-| ⑤⑦⑦⑧ |③-④-| ③口⑤⑥ |⑤-⑥-| 口口③④ |⑦-⑧-| 51 口口①② |①-②-| ⑦口⑦⑧ |③-④-| ⑤口⑤⑥ |⑤-⑥-| ③口③④ |⑦-⑧-| 52 ①口①② |①-②-| ⑦⑧⑦⑧ |③-④-| ⑤口⑤⑥ |⑤-⑥-| ③口③④ |⑦-⑧-| 53 口口①② |①-②-| ⑦⑧⑦⑧ |③-④-| ⑤口⑤⑥ |⑤-⑥-| 口③③④ |⑦-⑧-| 54 ①口①② |①-②-| ⑦⑧⑦⑧ |③-④-| ⑤口⑤⑥ |⑤-⑥-| ③口③④ |⑦-⑧-| 55 口口①② |①-②-| ⑦口⑦⑧ |③-④-| ⑤口⑤⑥ |⑤-⑥-| ③口③④ |⑦-⑧-| 56 ①口①② |①-②-| ⑦⑧⑦⑧ |③-④-| ⑤口⑤⑥ |⑤-⑥-| ③口③④ |⑦-⑧-| 57 口口①② |①-②-| ⑦口⑦⑧ |③-④-| ⑤口⑤⑥ |⑤-⑥-| ③口③④ |⑦-⑧-| 58 ①口①② |①-②-| ⑦⑧⑦⑧ |③-④-| ⑤口⑤⑥ |⑤-⑥-| ③口③④ |⑦-⑧-| 59 ③口①② |①-②-| ⑦⑧⑦⑧ |③-④-| 口口⑤⑥ |⑤-⑥-| ⑤口③④ |⑦-⑧-| 60 口①①② |①-②-| ⑧口⑦⑧ |③-④-| ⑤⑥⑤⑥ |⑤-⑥-| 口③③④ |⑦-⑧-| 61 口口①② |①-②-| ⑦⑧⑦⑧ |③-④-| ⑤口⑤⑥ |⑤-⑥-| ③口③④ |⑦-⑧-| 62 ①②①② |①-②-| ⑦⑧⑦⑧ |③-④-| ⑤⑥⑤⑥ |⑤-⑥-| ③④③④ |⑦-⑧-| 63 ③④①② |①-②-| 口口⑦⑧ |③-④-| ⑦⑧⑤⑥ |⑤-⑥-| ⑤⑥③④ |⑦-⑧-| 64 ③④①② |①-②-| ①②⑦⑧ |③-④-| ⑦⑧⑤⑥ |⑤-⑥-| ⑤⑥③④ |⑦-⑧-| 65 ④③②① |--①-| ①②口口 |②-③-| 口口④口 |④---| 口口口口 |----| 66 ⑤口④口 |①-②-| ②口口② |③④⑤-| ③口口口 ①口口① 口⑩口⑪ 口⑦⑦口 口⑥⑥口 |⑥-⑦-| 口⑧口⑨ |⑧⑨⑩⑪| 67 ⑤口⑥口 |①-②-| ①口口口 |③④⑤⑥| ③口④① ②口②口 口口口口 口⑨⑧口 口⑦口⑩ |⑦-⑧-| 口口口口 |⑨-⑩-| 68 ⑤口④口 |①-②-| ②口口② |③④⑤-| ③口口口 ①口口① 口⑩口⑪ 口⑦⑦口 口⑥⑥口 |⑥-⑦-| 口⑧口⑨ |⑧⑨⑩⑪| 69 ⑤口⑥口 |①-②-| ①口口口 |③④⑤⑥| ③口④① ②口②口 口⑨口⑩ 口⑨⑧口 口⑦口⑩ |⑦-⑧-| 口口口口 |⑨-⑩-| 70 ⑤口④口 |①-②-| ②口口② |③④⑤-| ③口口口 ①口口① 口⑩口⑪ 口⑦⑦口 口⑥⑥口 |⑥-⑦-| 口⑧口⑨ |⑧⑨⑩⑪| 71 ⑤口⑥口 |①-②-| ①口口口 |③④⑤⑥| ③口④① ②口②口 口口口口 口⑨⑧口 口⑦口⑩ |⑦-⑧-| 口口口口 |⑨-⑩-| 72 ④⑤⑤口 |①-②③| 口口口③ |④-⑤-| ②口口口 口①①口 口口口口 口⑨口口 口⑦口⑧ |⑥-⑦⑧| ⑥⑩⑩⑥ |⑨-⑩-| 73 ④⑤⑤口 |①-②③| ①口③① |④-⑤-| ②⑥⑥口 |⑥---| 口⑦⑦口 |⑦---| 74 ⑤口④口 |①-②-| ②口口② |③④⑤-| ③口口口 ①口口① 口⑩口⑪ 口⑦⑦口 口⑥⑥口 |⑥-⑦-| 口⑧口⑨ |⑧⑨⑩⑪| 75 ⑤口⑥口 |①-②-| ①口口口 |③④⑤⑥| ③口④① ②口②口 口⑨口⑩ 口⑨⑧口 口⑦口⑩ |⑦-⑧-| 口口口口 |⑨-⑩-| 76 ⑤口④口 |①-②-| ②口口② |③④⑤-| ③口口口 ①口口① 口⑩口⑪ 口⑦⑦口 口⑥⑥口 |⑥-⑦-| 口⑧口⑨ |⑧⑨⑩⑪| 77 ⑤⑨⑥⑩ |①-②-| ①口口⑧ |③④⑤⑥| ③⑦④① |⑦-⑧-| ②口②口 |⑨-⑩-| 78 ⑦口口⑦ |①---| 口④口⑤ |--②③| 口⑥⑥③ |④-⑤-| ①②口① |⑥-⑦-| 79 口⑩口口 |--①-| ③④⑦⑧ |②-③④| 口口⑥⑤ |⑤⑥⑦⑧| ①⑨口② |⑨-⑩-| 80 ①⑨口① |①-②③| ⑥④⑧⑥ |④-⑤-| ⑤②口⑤ |⑥-⑦⑧| ⑩⑦③⑩ |⑨-⑩-| 81 ①口口① |①---| ③口口③ |②---| ②口口② |③---| ④口口④ |④---|
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ナイトメア・ビフォア ◆MiRaiTlHUI 会場中心部付近……地図上に示された施設で現すなら、クスクシエ――跡地。 何者かによって木端微塵と破壊されたクスクシエの残骸を眺めながら、井坂深紅郎はたまたまその場に居合わせた白スーツの中年男性――名はアポロガイストというらしい――に声をかけた。 「いやはや、まったく……大胆なことをする人がいるものですねえ」 「ここは元よりそういう場所なのだ、これくらい不思議でもなかろう」 「ええ、それは勿論分かっていますよ。私は……これをやった人物に興味があるのです」 そう言う井坂は、ほぼ無意識下で己が唇をぺろり、と舐めずっていた。 誰がこの破壊を行ったのかは知らないが、こんな大胆なことをしては、周囲の参加者に自分の存在をアピールしているようなものだ。自分を危険に晒す可能性だって大いにあるというのに、これをやった下手人にはよっぽどの自信があったと見える。 では、その自信を裏付けるものは何だろうか。井坂の知り得る常識の範囲内で考えるなら……それはやはり、人間を容易く超人へと変えるガイアメモリの力を用いたのではないか、という考えに思い至るのが普通だ。 一体誰が、どんなメモリの力を使ってこれ程までに惨憺たる破壊の爪痕をここに刻み付けたのだろうか。 いや、この際だ、いっそメモリでなくてもいい。人間を更なる高みへと押し上げる力の可能性がそこにあるのならば、それが何であろうと井坂の興味は尽きない。 剣呑な狂気の光を滾らせ熱っぽくなった井坂の双眸を不審に思ったのか、アポロガイストは一歩身を退いて問うた。 「貴様、井坂深紅郎と言ったな……貴様は一体何者なのだ? 何を考えている?」 「ああいえ……そのままで結構ですよ、アポロガイストさん。貴方がそこまで知る必要はありませんから」 そう言って、くつくつと喉を鳴らして笑う井坂の姿は、傍目には随分と不気味に見えたことだろう。警戒のレベルを一気に引き上げたアポロガイストが、臨戦態勢に入って声を荒げた。 「貴様、なにを笑っているのだ!?」 「ですから、お気になさらず……どうせ貴方はここで死ぬんですから、ねえ」 ――WEATHER!!―― 軽く掲げたウェザーメモリのガイアウィスパーが鳴り響いた途端、アポロガイストは小さく、しかし憎々しげに「またか」と呟いたのを井坂は聞き逃さなかった。 この反応……ガイアメモリを知っている者の反応だ。アポロガイストは、井坂に出会う以前に何らかのメモリ所有者と出会い、そしてこの敵意をむき出しにした反応を見るに、おそらくは戦ってすらいる。 それでも大した怪我もなく生き延びているということは、つまりこの男にも何らかの力があるということに他ならない。 ガイアメモリを知っていながら、それを目の前にしてなお恐懼に固まることのないアポロガイストに興味を改めた井坂は、純粋な好奇心からの心変わりを起こした。 「……気が変わりました。やはり、すぐには殺しませんよ。貴方にも力があるならどうぞ?」 「貴様ッ……ナメたことを抜かしおって! 後悔させてやるのだッ!!」 癇性なアポロガイストは井坂の言葉を挑発と受け取って、すぐに激情した様子だった。 ユーザーの精神状態にもそのあり方を大きく左右されるガイアメモリは、怒れば怒る程にその真の性能を引き出せる。 井坂の望む進化の為なら、アポロガイストの浅薄な怒りすらも井坂を上機嫌にさせる材料となるのである。 されど、そんな井坂の期待に反して、アポロガイストが取り出した箱は見慣れた“縦長の”長方形ではなく、龍の頭部のレリーフが刻まれた“横長の”長方形。 井坂の知っている情報から判断するなら、それはまさしく龍之介が持っているリュウガのカードデッキの色違い、というべきか。 リュウガのデッキは黒い龍の頭部が刻まれているのに対し、アポロガイストの持つそれは、金の龍の頭部が刻まれていた。 アポロガイストは井坂の落胆など知ったことではないとばかりに、何処からともなく現れたバックルにデッキを叩き込み、幾重にもオーバーラップした虚像と一つになって、これまた井坂にとって見覚えのある仮面ライダー――の、色違いへと変身を遂げた。 「ほう、貴方はカードデッキを使うのですか」 「……貴様、龍騎を知っているのか?」 「それとよく似たものを」 赤いリュウガとも言えるそれの名は、リュウキ、というらしい。 こちらが所持するデッキを龍の牙とするなら、そっちは龍の騎士、ということか。 龍騎と龍牙。二つのデッキの持ち主がここで出会ったのも何かの縁か。ガイアメモリは運命に導かれるようにその境遇が決まるというのが井坂の持論だが、案外カードデッキもそういうものなのかもしれないな、と、そんな取り留めもないことを考える。 そんな井坂の肩にぽんと手を置いた龍之介が、今まではずっと後方で控えていたのか、何の心変わりか一歩前へと踏み出したのだ。 「先生、こいつをやるんだったら、ウェザーよりも俺のリュウガじゃね?」 「ふむ……まあ、メモリでないなら私の興味の対象からは外れますし、構いませんが」 「さっすが先生、超COOL! んじゃ、後は俺がやるから、先生は後ろで休憩してなよ」 龍之介は自分の力――リュウガとインビジブル――をまだ存分に愉しんではいない。 まだ、龍之介が得意とする弱者に対する蹂躙行為は欠片も行われていないのだ。龍之介が天性からの“才能”を持った男なら、そろそろ血が疼いてくるころだというのもわかる。 どの道カードデッキの相手をガイアメモリで務めなければならない理由もないし、デッキの相手はデッキに任せた方が、リュウガにとっても何らかのプラスが生まれる可能性もある。 子供の自主性を慮るのも悪くはないなと判断した井坂は、「では龍之介くんにお任せします」と一言告げて、後方へと身を退いた。 「ごめんごめん、待たせちゃってさあ」 「ふん、私もさっきは井坂深紅郎に情けをかけられたからな……私もそれくらいは待ってやるのだ。だが、これで貸し借りはなしだ。我々の立場は対等だ。よもや貴様らがどんな無様な敗北を喫しても、文句など言うべくもなかろう」 成程確かにアポロガイストの言う通り、井坂はアポロガイストよりも早くウェザーに変身することも出来たし、そうなれば先手を取る事も出来た。アポロガイストがデッキを出すよりも先に氷漬けにしてしまえば、ウェザーの勝ちだったとも思う。 それをしなかったことを挑発と受け取り激情したアポロガイストだからこそ、それを帳消しにした上で勝利を収めたかったのだろう。井坂にしてみれば、まったくもって無駄なプライドである。 見るに、この状況――ミラーワールドに入れるのは龍騎だけではないのだから、その時点で龍騎にアドバンテージはない。互いの戦力は互角だ。 仮に奴が言葉通りの実力を持っていてリュウガを退けたとて、その後に控えるウェザーの相手までしなければならないことまで理解してあんなことをのたまっているのだとしたら、成程確かにガイアメモリと戦って無傷で生き延びて来た男というだけのことはある。 「ふむ……では、今度は私がお手並み拝見といきましょうかねぇ」 さながら実験動物を観察するかのような井坂の無感動な瞳に映るは、赤と黒、ほとんど同じ外見だが、しかし配色と細部が僅かに異なる二人の龍の仮面ライダー。 ……井坂は、ふと、やはり自分は「龍」に縁があるようだと改めて思った。 ◆ ライドベンダーの操縦性は、門矢士が日頃から乗りなれているマシンディケイダーによく似ている。道路交通法も何もないこの場では、公道とはいえスピードに気を遣う必要もなく、扱いやすいバイクで思うさま風を切って走るのは存外気分が落ち着いた。 今はもう随分と過去の話だが……龍騎の世界で見た事のあるような、ないような。そんな景色が高速で流れていくのを眺めながら、門矢士はふと思案を巡らせる。 最初に名簿を確認した際に、この場にクウガとブレイド、そしてディエンドが存在する事は既に理解している。が、しかしオーズやアクセルといった仮面ライダーは、その存在自体を士は知らなかった。 彼らが九つの世界に属している仮面ライダーであるなら、士もその存在を知っている筈だ。知らないという事は、おそらく別の世界――例えば、あの夏の戦いで突然現れ嵐のように去っていった「ダブル」がいる世界、とか――の仮面ライダーに当たるのだろう。 性格には何の世界の仮面ライダーかなどわからないが、常に新しい仮面ライダーの世界が確認され続けている現状、一刻も早く全てのライダーを破壊してしまわなければならないことに変わりはない。 では、この殺し合いには一体どれ程の数の仮面ライダーが参加しているのだろうか。士が破壊しなければならない仮面ライダーは、一体あと何人存在するのだろうか。答えなど導き出しようのない疑問を、ふと浮かべる。 今のところ士が認知している破壊対象は、クウガとブレイド、そしてアクセルとオーズで合計四人だが、この分ならばまだまだ士も知らない仮面ライダーがこの場に存在していてもおかしくはない。 それらも含めて、全てを破壊するのが士の使命だ。 全ての“仮面ライダーの物語”を破壊して、そして最後にはディケイド自身も破壊されることで、ディケイドがこれまで“破壊”した全ての世界の“再生”が始まる。 それが世界の破壊者仮面ライダーディケイドの真の目的。 士自身がそういう“ソレっぽいこと”を口にするのを嫌っているから誰にも理解されることはないが、何も士は、世界に拒絶されたから……とか、そんな理由でやさぐれて破壊者になったわけではない。そんな理由で世界を破壊することが許されるわけがない。 ――“創造”は“破壊”からしか生まれませんからね。残念ですが…… あの日ディケイドを旅に送り出した紅渡は、士に“破壊の先にある創造”を託したのだ。 だが、門矢士は、ディケイドは、その真意を理解するのがあまりにも遅すぎた。士がディケイドとしての使命を履き違えて旅を続けた結果、世界の崩壊はもはや二進も三進も行かないレベルにまで加速してしまった。だからもう、手段を選んでいられる状況ではなくなったのだ。 己が過ちを理解し、だからこそ破壊者の運命を受け入れた士に、もはやこれ以上の猶予はない。 士はこれまで出会って来た全ての仮面ライダーに敬意を懐いている。そんな彼らが、訳の分からない破壊の運命に巻き込まれて滅びていくのを何もせずに黙ってみているなど、もう士には出来なかった。 つまるところ、ディケイドの使命とは、全ての仮面ライダーを破壊し、全ての仮面ライダーは再生させること――全ての世界の救済なのである。 その時に必要になるのが、ディケイドを破壊出来る、どの世界にも属さない新たな仮面ライダー……その役割を任せてもいいと思える相手は――ライダー大戦の鍵を握る少女――光夏海と、彼女にそのための力を与えることの出来るキバーラを置いて他にはいない。 おそらくはキバーラももう、鳴滝から全て聞かされている筈だ。 そんなキバーラに変な気遣いをされるのは御免だし、何よりもこいつを無事もう一度夏海に会わせる必要があるからこそ、こいつにはこの場で表に出て来て欲しくはなかった。多少乱暴でも、このまま全てが終わるまでデイバッグの中でじっとしていて欲しいと士は思っていた。 ぐだぐだと考えたが、何にせよ、士はとっととこの殺し合いを破壊して、元の戦いに戻らなければならないのだ。 もうこれ以上生温い戦いをしている場合ではないし、目的のためなら例え“悪”だと思われようが手段など選んではいられない……というのに。 (チッ……今までのやり方じゃ効率が悪すぎる) アクセルにもオーズにも、下手な手加減は抜きにしていきなり奇襲でブッ潰す、という戦法を取っていても問題はなかった筈だ。だが、士がそれをしなかったのは、勿論メダルの特殊制限によるところもあるが、大きな理由はほかにある。 ディケイドに破壊された仮面ライダーは、カメンライドカードへと変質する。 相手を破壊しカードにしてしまうというのはつまり、相手の身体が丸ごとカードになるということだ。それでは、首輪と一緒に所持していたメダルも一緒に消えてしまうのではないか。そんな憂慮があったからこそ、ただでさえメダル残数を気にしていた士は慎重になっていたのだが、もうこの際そんな些事は気にしていられない。 メダルが足りないなら何が何でも奪い取ればいい。その上でライダーを破壊してやればいい話ではないか。それでこそ、他の全てから憎まれる世界の破壊者だ。 (……あまり気乗りはしないが、そのためにも、ここに居る間くらいはアイツと手を組むのもありかもな) そう心に思い描くのは、ディケイドと同じで“物語の存在しない”仮面ライダー――ディエンド。 世界を破壊するため大ショッカーによって造られたディケイドと、その二号機的な役割のため開発されたディエンドは事実上の兄弟機といえる。 それぞれの独立した世界で誕生した仮面ライダーたちと違って、外的要因によって造り出されたディケイドには当然ながら物語は存在しないが、それと同じ生い立ちで開発されたディエンドにも、ディケイド同様に物語は存在しないのである。 ディケイドの破壊は仮面ライダーを破壊する事、ひいては“仮面ライダーの物語”を破壊することにこそ意味があるのに、自分と同質の存在であるディエンドを破壊したところで意味は全くない。 それどころか、その存在意義と役割を考えるなら、例え他の全てのライダーが敵に回ったとしても、ディエンドだけはディケイドの味方といっても過言ではない。 だから士は、これまでの戦いで幾度となく海東大樹と遭遇し、幾度となく生身の海東を倒せるチャンスを得ていながら、ディエンドに襲い掛かることだけはせずに無視を決め込んで来たのだ。 そして、そんな海東大樹自身も、ディエンドの役割と士の真意にはもう気付いている筈だ。 ……いや、気付いている、どころか。今にして思えば、あの男は記憶を失った状態の士と「剣の世界」で初めて出会ったあの時から既に全てを知っていたように思える。最後にはこうなることを、こうならなければならないことを、全て見越した上で士と接して来たように思える。 そんな奴が、果たして士の思惑通りに味方をしてくれるだろうか、と考えれば、溜息を吐きたい気持ちにもなるというものだった。 ――余談だが、士がディエンドを破壊しない理由はもう一つある。 ディケイドは既に「シンケンジャーの世界」で誕生した、“物語を持った状態のディエンド”を一度破壊しているのだ。 ディケイドが仲間たちとの旅の間に、その世界の核となる仮面ライダーを破壊したのは「シンケンジャーの世界」で誕生したディエンド(チノマナコ)のみだが、その結果として「シンケンジャーの世界」のみは他の仮面ライダーの世界同様の滅びの道を歩まずに済んだのだ。 ディエンドなぞ元より破壊する意味もない仮面ライダーなのだが、仮に破壊する意味が出来てしまったとて、もう既に一度破壊している以上、奴を破壊する意味はやはり皆無なのである。 (……いや、それでもアイツは好き勝手に行動してるんだろうな) まるで雲のように掴みどころがなく、何を考えているのかさっぱり分からない海東大樹の嫌味過ぎる程に爽やかな笑顔を思い出すと何処か癪で、思わずアクセルを握る手を強めバイクを加速させてしまう。 一応、士と海東の二人は、確かな友情の絆で繋がっていると、士自身にも――不本意ながら――そういう自覚はある。が、しかし、だからといって素直に頼んで海東が士に味方してくれるとはやはり思えないのだ。 「おっと、君の使命なんて僕が知ったことじゃないなあ……君も通りすがりの仮面ライダーなら、自力で頑張ってみたまえ」 ……とか何とか言いながら、癇に障る笑みを浮かべ指鉄砲で士の胸を打つ。そんな海東の仕草が容易に想像出来てしまうから腹立たしい。それでいて、肝心な場面で突然出てきた海東は、いつだって美味しい部分だけ“盗んで”、最終的には何だかんだで助けてくれるのだ。それが余計に腹立たしい。 ディケイドとディエンドの存在意義、士の目的まで全て理解していて、あの男はそういう意地悪をするのだから性質が悪い。そんな面倒臭い男だからこそ、士はこれまで自分から手を貸してくれという気はなかったのだが――。 (だが……今は状況が状況だからな。もし会ったら協力を申し出るくらいはしてもいいかも、な……) 小野寺ユウスケを見放してしまった以上、今はもう唯一の味方となった海東の意地悪な笑みを思い浮かべる。ユウスケら仲間たちとの絆は心を鬼にして断ち切った士だが、海東のそういう態度に対する苛立ちは、いくら断ち切ろうとしても仕方がない。腹が立つものは腹が立つのだ。 そんなことを考えていた士が、地図上でいうならクスクシエと呼ばれる施設の近くを通りかかった時だった。 「ん……?」 ライドベンダーのサイドミラーの中で、何かが動いているのを見咎めた士は、その場でライドベンダーを急停車させて、前方のカーブミラーに視線を向ける。 角度を変えてみれば、士にも鏡の中で動く――否、動くどころか、互いに火花を散らして相克し合う赤と黒の仮面ライダーの存在を認知することが出来た。 「あいつ……ッ!!」 その姿を見間違える筈もない。仮面ライダー龍騎――アポロガイストだ。 一度破壊したライダーを破壊することに意味がない、という要素を考慮しても、士はまだ仮面ライダー龍騎を破壊していない。 ここでアポロガイストごと奴を破壊すれば「龍騎の世界」の破壊は完了するし、確実に殺し合いに乗っているのであろう危険人物も一人仕留める事が出来る。 士は何の躊躇いもなく、鏡の世界にいる龍騎を睨みながらディケイドライバーを装着。バイクの駆動音と共に、ライドブッカーから激情にその仮面を歪ませたディケイドのカードを取り出し、それをバックルに叩き込んだ。 ――KAMEN RIDE―― ――DECADE!!―― 十の虚像が折り重なって、そこにいるのはもはや門矢士ではない。 己が使命を受け入れた真の破壊者――仮面ライダーディケイドである。 ◆ 二人の戦いの場は既にミラーワールドへと移っていた。 当然と言えば当然だ、二人とも鏡の世界の仮面ライダーなのだから、どちらかが先に鏡の中からの奇襲戦法を試みれば、もう一方もそれを追って鏡の世界へと突入する。龍騎とリュウガは互いに示し合せたように、「龍騎の世界」で行われるライダーバトルをここで再現していたのだ。 ――が。両者の戦いは、決して互角ではない。 リュウガに変身する龍之介が如何に殺人に躊躇いを感じない男だとはいえ、相手取るのは歴戦の兵、大ショッカー大幹部たるアポロガイストだ。リュウガのスペックだけでは、実力の不利を覆すには足りない。 「どうした、その程度の実力では仮面ライダーの名が聞いて呆れるぞッ!」 「別に……仮面ライダーなんか名乗ったことないんだけどなあ……!」 龍騎が振り下ろした青龍刀を同型の青龍刀で受け止めながら、愚痴るように零すリュウガ。アポロガイストの放つ攻撃、その武器に乗った重さが、龍之介の放つそれとはまるで違う。 龍騎の刀による力押しに、それを受け止めていたリュウガが徐々に押し負けてゆく。このままでは拙いと、リュウガは駄目元で右足で思い切り龍騎の腹を蹴り飛ばした。それが奴の身体にクリーンヒットする可能性など万一にも考えてはいなかったが、それで奴を引き離せるならこの場は問題ない。 龍之介の思惑通り、龍騎は蹴りが入る直前に僅かに身をよじり、回避行動と共に一歩後退していた。チャンスだ。これを好機とばかりに、リュウガはバックルから引き抜いたカードを一枚、左腕の籠手へと挿入した。 ――STRIKE VENT―― ドラグセイバーを左手に持ち替え、何処からともなく現れた黒龍の頭部を模したドラグクローを右腕に装着、それを前方へと突き出すリュウガ。 突き出されたクローの口が開いたかと思えば、そこから噴き出たのは敵を焼き尽くさんと燃え盛る漆黒の炎。それが、さながら柱のような波濤となって龍騎へと押し寄せるのだ。 生身の人間が喰らったら一発で死ぬこと間違いなし、と、龍之介はどうでもいいことを考えながら、龍騎が回避のために地面を転がった一瞬の隙を突いてもう一つの能力を発動した。 体内に取り込んだ、インビジブルメモリの力である。 (まあ、正面から挑んで勝てないならこっちにもやりようはあるってことで) 人一人くらいならば容易く飲み込み焼き尽くしても何らおかしくはない炎の柱が、龍騎が元いた場所を焼き払ってゆくのを見て、これには流石のアポロガイストも肝を冷やした。 アスファルトが焦げている。リュウガの炎に晒された地面は熱を持って、火災跡さながらに火を放っている。同型のライダーとは思えぬ威力の火炎攻撃である。 あの龍之介とかいう男、戦闘の実力自体は大したことはないが、龍騎をも上回る暗黒龍の力を借りた「仮面ライダーリュウガ」としてのスペックは決してナメて掛かっていいものではない。 スペックに頼った能力戦に持ち込まれる前に、実力がものを言う近接戦闘でケリを付けるべきか。 そう思い、一瞬遅れて龍騎がリュウガへと視線を向けた時――そこには既に、誰もいなかった。 「……馬鹿なッ、逃げたのか!? いいや、そんな筈はないのだ!」 アポロガイストが目を離したのは本当に一瞬だ。回避の一瞬で、敗走する姿すらも残さずに完全にこの場から立ち去るなど出来る訳がない。 とすれば、何処かに隠れている……と考えるのが自然だが、しかしこの場は何の変哲もない一本道の道路だ、身体を隠せる物陰などはない。 姿の見えない敵に焦慮を懐き始めたその瞬間、アポロガイストは背後から急迫する何者かの気配を感じ取った。 僅かに響く足音、息遣い、そして突き付けられた殺気。姿は隠したつもりなのかもしれないが、このアポロガイストの五感を誤魔化すには足りぬ浅知恵である。 後方に敵がいると確信し、リュウガの大体の位置取りと距離感を掴んだ龍騎は、遠心力を味方につけて、ドラグセイバーを横一閃に振り抜いた。 「――何、ィ……ッ!」 が、しかし結果は空振り――どころか、重たい刃による一撃が龍騎の胸部装甲を袈裟掛けに斬り付けた。 何の予測もしていなかった。回避された、と思った次の瞬間には、自分が攻撃を受けていたのだ。 何が起こったのか、状況を理解しようと一瞬のうちに考えを巡らすアポロガイスト。その身が後方へと仰け反っている間に、今度は龍騎を吹っ飛ばすには十分過ぎる程に的確な蹴りが、銀の甲冑に覆われていない龍騎の胴を蹴り飛ばした。 腹を突きぬけていくような鈍い痛みを感じながら後方へと吹っ飛ばされた龍騎は、一瞬その場に現れたリュウガの影を見た。ぼんやりと浮かんだリュウガの影は、蹴りを放った直後なのか、片脚をゆっくりと地面に降ろし此方を俯瞰しているのだ。 (インビジブル……透明化、だとッ!) これで合点がいった。 奴が使ったのは、あのディエンドが使うインビジブルと同じ、自分の姿を透明化させ、相手に忍び寄り奇襲をしかける、という卑劣極まりない戦法である。 確かにそれならば、どんな素人でも確実に相手の裏をかいて間合いへと踏み込み、確実な一撃を叩き込むことも出来よう。 確かに実力面でアポロガイストに負けはない、が、しかし奇妙な能力を活かした奇襲で畳み掛けられては、流石のアポロガイストも完全な対応とはいかないのだった。 「まあ、これなら俺でも勝てるだろうし。悪く思わないでね」 「……チィ、あまり私をナメるなよ、素人の小僧めが」 しかし、腐ってもアポロガイストは大幹部なのである。 如何に策を弄そうとも、言ってしまえば所詮は“少し工夫を凝らしただけの素人”だ。否、むしろ、だからこそ、そんな輩に負けることなど絶対にあってはならないし、もしここで負けてしまえば、大ショッカー大大幹部の面目は丸つぶれだ。 負ける訳にはいかない。絶対にだ。こんな素人に少しでも全力を出さねばならないという事実は業腹ではあるが、それでも勝てる戦いで、みすみす負けてやる趣味はない。 ここからはただの素人の処刑、というには訳が違う。認識を改めたアポロガイストは、ドラグセイバーをぶん、と振り払い構え直して、 「――考えを改めよう。私は今から、貴様を倒すためあらゆる労力を厭わないッ!」 何処へ潜んでいるのかも知れない相手に、己が決意の表明と、戦線の布告をする。 これでもはや後戻りは出来ない。奴が如何なる手段に出ようとも、これだけ大見得を切った手前、もしも負けるようなことがあればそれはもう大幹部失格だ。情けないにも程がある。 故にこそ、アポロガイストは、大ショッカー大幹部として恥じることのない戦いを奴に見せ付けてやる必要があるのだった。 返答の言葉はない。全てが反転した世界はしんとした静寂に包まれている。 攻撃を仕掛けるため接近をするなら、どんなに隠そうとしても必ず足音は鳴る。気配は隠し切れない。それさえ見破れば、如何な透明戦術といえどもアポロガイストに負けはない。 何処から殺意が殺到しても対処できるようにと感覚を研ぎ澄ませ――次の瞬間、感じたのは“熱気”だった。 「ムッ……!」 右隣から、漆黒の火炎放射が再び龍騎へと殺到する。 やにわにその場から跳び退った龍騎は、元いた場所より右側へ十メートル程離れた地点にて、何もない虚空が黒炎を放つのを見咎めた。 まるで悪戯を楽しむ子供のように一瞬姿を現したリュウガは、龍騎へ一瞬の一瞥をくれたあと、またその姿を霞と消す。 (ほおう……そういう手段で来るか) おそらく奴も、接近すれば感付かれると気付いたのだろう。一度目の接触で、もう二度目はないと判断したからこその安全策。飛び道具による攻撃。 ならばこちらも、と一瞬思うが、リュウガと同じでほとんど近接武器しか持たない龍騎に、離れた敵を仕留める技はない。仮に同じ火炎放射に打って出ても、スペックで劣る此方が押し負けるのは明白だ。 アポロマグナムが使えれば……と思うが、ここはミラーワールド。「龍騎の世界」の仮面ライダー以外の存在を一切許さない――ディケイド、という例外はあるが――死の世界だ。龍騎の変身を解除し、アポロガイストに変身して挑むのは自殺行為である。 (ふむ……) しかし、そこで冷静さを失わないのが大ショッカー大幹部たる余裕。 龍騎はその仮面の下で小さく唸り、奴への対抗策を考える。 漆黒の火炎放射が撒き散らした炎は今もアスファルトに留まって、小さな火を揺らめかせていた。 何かを思い立ったように、龍騎はやおら奴によって焼かれ熱を持った地面を避けるように歩き出した。 「貴様はまず……透明になって私に挑み、そしてその一合で透明化のからくりを見抜かれた……! そして、次は距離を取っての火炎放射……まったく、素人の考えそうな浅はかな戦い方なのだ」 「……いや、まあ、素人だし」 「フン、まあいい……愚かな貴様に一つだけ忠告してやるのだ」 「そういうのあんま興味ないんだけどなー……まあ、いいや。一応聞かせて貰おっかなあ、アポロの旦那の有り難い助言を」 何処からともなく聞こえる声に、龍騎は嘲笑混じりに宣言した。 「――貴様は私には勝てん!」 得意げに嘯く龍騎を見て、龍之介は早くもこの戦いに嫌気がさしてきていた。 龍之介の独壇場は、力を持たない相手を一方的に蹂躙し、極限の苦しみを味わわせながら、じっくりと近付いてゆく死に脅え泣き叫ぶ姿を鑑賞し、時にはそれを芸術として愉しむことである。 あのアポロガイストのような面倒臭い相手との正面切っての戦いは正直“向いていない”し、今回に至ってはもう、好奇心から戦いを引き受けたことそのものを後悔しているくらいだった。 (だってアイツ……楽に勝たせてくれないしなあ……) アポロガイストは、龍之介が今まで殺し続けて来た力のない一般人や子供とは違う。 人を殺すことには誰よりも躊躇いを持たない自信はあるが、奴はそれだけで殺せるほど甘い敵ではないのだ。 何といってもあの男、最初にインビジブルで接近した時に、その気配だけで此方の大体の居場所に当たりを付けて攻撃を放ったのだ。その一撃自体は龍之介がこっそり忍び寄ろうと心掛け上体を屈めていたお陰で空振りに終わったが、二度目以降も接近出来るとはもう思えない。 アポロガイストは楽に龍之介に勝利を掴ませてくれる男ではない。 勝たせてくれないと、その先にある殺しを愉しむことも出来ないのだ。 快楽を得るための障害は強ければ強い程燃えるともいうが、しかし戦いなど元より龍之介が求めていたものではないのだから、“戦いを経ての勝利”という概念に興味など持てようはずもないのだった。 龍之介がそんな立派なものにカタルシスを覚えるような人間であったなら、そもそも青髭の旦那とも気は合わなかっただろう。そういう意味でも、龍之介は今、心底うんざりしていた。 (でもアイツ、戦いやめさせてくれないだろうしなあ……あー、俺、これが終わったらもう戦いとかそういうのはいいや) 結局のところ、人とはなべて、自分に合ったことをやっていきたいと思う生物なのである。 自分に向いていない仕事はやりたくないし、相性の悪い人間たちとは一緒に過ごしていたくもない。自分に向いていない遊びをやったってすぐに飽きるのは当然だし、それでも無理に続けなければならないとなれば、それはもう苦痛以外の何物でもない。 首輪の中のセルメダルの生産が完全にストップしているのを感じながら、龍之介は、とっとと終わらせますか、と一言心中で呟いて、忍び足で龍騎の死角へと移動し、右腕のドラグクローを向ける。 これで焼け死んでくれたらいいんだけどなあ……と、そんな希望的観測を懐いての三度目の火炎放射。 放たれた炎が、さっきと同じ要領で大気を焼き、アスファルトを焼く。それを察知した龍騎は、リュウガの炎に焼かれる前に退避して、あとにはただ焼かれただけの地面が残る。そうしたら、龍騎はまた大仰な仕草で龍之介を挑発しながら、数歩歩いて位置を変える。 龍之介がやっているのは、ただ地面を無駄に焼くことだけだった。 そんな攻防を幾度か繰り返した時だった。 今まで回避を続けていた龍騎が、手にしたドラグセイバーを振り上げてリュウガへと駆け出したのだ。これには流石の龍之介も、驚いたの驚かないのという話ではない。 とにかく、まずは自分の腕を眺めて、本当に透明になっているのか再確認する。 (大丈夫……だよな? うん) 問題無くリュウガの姿は周囲へと溶け込んでいる。 龍騎に此方の姿は見えていない筈である。下手に動かなければやり過ごせる筈だと、インビジブルの力を信じた龍之介はその場でじっとしていたのだが―― 「そこだなッ!」 「――えっ!?」 渾身の力の込められた龍騎の刃が、リュウガの胸部へと迷いなく振り抜かれた。 これに慌てたリュウガは、慌てて左腕に持っていた自分のドラグセイバーを前方に構えてそれを受けるが、付け焼刃の防御で歴戦のエリートたるアポロガイストの一撃を止められる訳がない。 刃と刃が衝突した瞬間、剣伝いにリュウガの腕に強烈な痺れが伝播して、そのまま勢いに押し切られ透明化を保てず実体化、後方へと吹っ飛ばされた。 リュウガの手から零れ落ちたドラグセイバーを龍騎が拾って、二刀流の構えで実体化したリュウガへ向き直る。 「な、ななっ、なんで俺の姿がッ!?」 「わからないか? だったらもう一度姿を消してみるがいい。何度でも見付けてやるのだ」 アポロガイストの挑発通りに龍之介は再びインビジブルの能力を発動する。 リュウガの姿が掻き消えて、周囲の風景へと溶け込んで行く。身体に汚れはついていない。血も泥も、何もついていない。 だから、透明になったリュウガの姿が見える筈はない。そんな風に自分を安心させて、リュウガはゆっくり、ゆっくりと歩き出す。 大きく弧を描いて距離を取りながら龍騎の後方へと回り込み、次第にその脚を速めていく。念には念を入れて、龍騎を撹乱するのが目的だ。 案の定、龍騎はすぐにリュウガの姿を見失ったらしく、幾度か周囲をキョロキョロと見まわしている。即座に次の攻撃に移ろうとした、その刹那―― 「――ッ!!」 此方の姿を見失った、というのはほんの一瞬の話か。 龍騎が投擲した黒いドラグセイバーが、真っ直ぐにリュウガ目掛けて飛来した。 今度は防ぐ物など何もない。盾のカードくらいならもしかしたらあるのかもしれないが、しかし今からカードの装填などしても間に合う訳がない。 リュウガは尻餅をつくように倒れ込んで、頭上を通過してゆくドラグセイバーをやり過ごした――が、一息を吐く暇などない。戦場で尻餅をつくなど、戦闘においてはド素人のやることだ。 リュウガが隙を見せた一瞬の隙に、龍騎が大股で此方へ走り寄って来る。龍騎はその場で動けずにいたリュウガの首を掴みその身体を無理矢理に持ち上げた。 「あ、アンタやっぱり俺の姿が見えてッ! どうやって!?」 「太陽の輝きはどんな闇をも照らし出す……貴様如きにいつまでも遊ばれるアポロガイストではないのだ!」 「チィ……ッ!!」 奴が一体どんなからくりでリュウガの姿を見抜いたのかはわからないが、今はもう、そんなことは問題ではない。 思い切り振り上げた蹴り足で龍騎の脇腹を蹴り上げて、数歩後退させる。 一応ないよりはマシとの判断でもう一度インビジブルを発動させた龍之介は、一歩下がった場所に転がっていたドラグセイバーを拾い上げて、龍騎に斬り掛かった。 (どうせ隠れても勝てないなら……やってやるッ!!) 逃げも隠れも出来ないなら、もう無理矢理にでもやるしかない。何もせずにやられるよりはマシだ。 そうして飛び出した龍之介の攻撃を、龍騎は意外にも―― 「ヌゥ……ッ!?」 ――完全に防ぎ切ることが、出来なかった。 我武者羅に振り下ろしたドラグセイバーの一撃を、奴は同じ形の刃で防ごうとしたのだろうが、しかしまるで見当違いの場所に振り上げたのだ。 お陰でリュウガの一撃は見事にヒットし、龍騎は小さな呻きを漏らしながら、胸部の装甲から派手な火花を散らして数歩後退する。 (――なんだ? 今の俺の攻撃……見えてない……!?) だとすれば、まだやれる……そんな確信が龍之介の中で闘志となって燃え上がる。 こんな戦いはとっとと終わらせたい、というのがやはり本音なのだが、もしかしたら、上手くやればこの鼻につく男をブッ殺せるかもしれない。そうしたらまたあの殺人の芸術を楽しめる。 薄れかけていた欲望が、龍之介の中で再び鎌首をもたげたのだ。 ならば、勝つためには一体どうすればいいのか、考える。 今の攻撃は一体どうして当てる事が出来たのか。 (――いや!) 考える時間が惜しい。考えるだけ無駄だ。とにかく我武者羅でもやってみよう。 リュウガは身体を透明にさせたまま、もう一度我武者羅に龍騎へと突撃、今度は一度ならず二度までも、ドラグセイバーを叩き付ける。一撃目は右側から横薙ぎに一撃、二度目は左下方から斬り上げるように龍騎の装甲へ攻撃を叩き込んだ。 そして、気付く。 この男は、リュウガの大体の位置は把握して剣を構えるが――しかし、此方が構えられた剣とは逆方向から、ガードを無視して攻撃を叩きこめば、この男は完璧な対処をし切れないのだ。 「……俺が何処に居るのか……大体の位置は分かるけど、どんな攻撃が来るのかまではわからないって、そんなとこかな?」 「ぬう……」 龍之介の問いに、返答は返ってこない。 随分と大口を叩いてくれたがそれなら見えてないも同然だ。 アポロガイストの無言を肯定と受け取った龍之介は、再び同じ要領で奇襲を仕掛ける。 最初は我武者羅な悪足掻きでしかなかったが、案外その気になってやってみるのは悪いことではなかった。 今度はリュウガが攻撃を仕掛ける前に、龍騎がドラグセイバーを振り下ろしてきた。が、大体の位置が掴まれているなら、素人の龍之介にもそういう反撃は十分に想定できた。 振り下ろされたドラグセイバーを自分のドラグセイバーで受け止め、その一撃の重さに内心僅かに苦い顔をしながらも、攻撃に転じて無防備となった龍騎の腹に横蹴りと叩き込む。 リュウガが放った蹴りは気持ちいいくらいに龍騎にヒットして、龍騎がその場に倒れ込んだ。 確実なチャンスだ。一瞬とはいえ、敵の前で腹を見せ仰臥するなど、大幹部が聞いて呆れる。 (殺るなら今しかない……!) リュウガはドラグセイバーを振り上げて、倒れ込んだ龍騎に乗り掛かり――勢いそのまま、ドラグセイバーを滅茶苦茶に叩き付ける。 龍騎の胸部の装甲に、シャッター付きの仮面に幾度となくドラグセイバーを叩き付けて、弱者をいたぶる快感を噛み締める。 「散々ナメたこと言ってくれちゃったけどさあ~……これでもまださっきみたいなCOOLな大口叩けるわけ?」 幾度となく打ち据えられた龍騎の仮面が、ついに割れた。 龍騎の仮面のシャッターが、その下の赤い複眼が粉々に割れて、中年男の渋面が顔を見せる。吐血をしているのか、未だ龍騎の仮面の形を保っている口元からも血液が漏れ出ていた。 勝利だ。ここまで来れば、龍之介の勝利は確定だ。もはやこれ以上の透明化に意味などないと判断したリュウガは、龍騎に跨ったまま、その漆黒のボディを敵の眼前に晒し、嘯く。 「最初はある意味捨て身の覚悟だったけどさあ……案外やってみるもんだよねえ。 ほら、どう? 俺の覚悟の勝ちって訳さ、こういうのも中々COOLだろ?」 「――それは……違う、なッ!」 「……あん?」 予想だにしなかった龍騎の返答に、リュウガの手が止まる。 割れた仮面の下から垣間見えるアポロガイストは、今も苦痛に歪んだ表情をしているのは変わらないが――しかし、笑っているようにも見える。不敵に笑っているようにも見えるのだ。 この状況を覆す可能性など、龍之介には思いもよらない。 一度でも身体に牙を突き立てられた草食動物は、もはや逃げ延びることなど叶わない。肉食動物はそれを理解しているから、確実に草食動物を追い込み孤立させたところで襲い掛かるのを、動物好きの龍之介はおそらくこの殺し合いの参加者の誰よりも理解している。 それは龍之介がこれまで犯してきた全ての殺人のケースにも当てはまることだ。龍之介にここまで追い込まれた弱者というのは、もはや一切の逆転すらも許されずに殺され、そして龍之介自慢の芸術品と変えられる。 この世の神様というのは、そんな龍之介の芸術を肯定してくれているのだ。 だからこそ、人の内臓はこんなにも美しい赤をしている。だからこそ、神様は人を助けようとはしない。 そう信じて疑わない龍之介に、窮地からの逆転などという発想は微塵もなかった。 これ以上この中年オヤジのやせ我慢につき合うのも馬鹿馬鹿しい。龍之介はこの鬱陶しいことこの上ない男の顔面にドラグセイバーを突き立ててトドメを刺してやろうとした――その時だった。 「……えっ」 龍騎が、右腕でリュウガの左腕を掴んだ。 掴む力は中々に強い。半死人だと思っていた男のものとは思えぬ程の握力で、リュウガの左腕の動きを掣肘しているのだ。 「覚悟の強さが上なのは……貴様などではなく……私の方なのだッ!!」 「!!」 リュウガの下敷きになっていた龍騎が、己が左腕を一際高く掲げたかと思うと――次の瞬間、その肘を思い切り固いアスファルトへと叩き付けたのだ。 肘に走る衝撃に、龍騎の身体がびくっ、と小さく痙攣した。 この男、気でも狂ったのかと、龍之介はそう思った。 ――ADVENT―― 「な……ァ!?」 その瞬間、全てを察した。 龍騎は最後の攻撃を受ける直前に、一枚のカードを左腕のドラグバイザーにセットしていたのだ。あとはバイザーを閉じればカードの読み込みが完了するというところで、しかしこの男はわざとそれをしなかった。 龍之介の脳内で組まれていた勝利の方程式が崩れてゆく。まんまと罠に誘いこまれたのは、アポロガイストではなく、まさか―― 「アンタまさかッ……俺を捕まえる為に、わざとッ!!」 「素人ながらここまでやったことには……敬意を表してやる……だがッ! 貴様のソレは、覚悟などではない……ッ! そんなものは……ただの、追い詰められたがゆえの根性でしかないのだッ!!」 既に油断し切ったリュウガのインビジブルは解除されている。 この男は、リュウガがここでマウントポジションを取って、確実に龍騎に触れる瞬間を待っていたのだ。確実な隙を見せて、リュウガが絶対に回避行動を取れなくなるこの瞬間を。 そして、確実に動きを封じ、尚且つインビジブルをも解除したこの瞬間――アポロガイストは、自分の肘を固いアスファルトに打ち付けた衝撃で左腕のバイザーを強制的に降ろし、装填していたアドベントのカードを発動させたのだ。 虚空から現れた赤き龍は、既に透明化を解除していたリュウガ目掛けて迷いなく急迫する。破竹の勢いで迫る龍に、今更インビジブルを発動したとて無意味だ。 「いぃっ――!?」 あらゆる対抗策を失ったリュウガの身体を、勢いに乗ったドラグレッダーの尾の刃が薙ぎ払った。 ジェット機とでも正面衝突したのか、そんな有り得ない錯覚すら懐くほどの衝撃が、リュウガの身体を打ち据えた。 赤龍による渾身の威力を込めた打撃を受けたリュウガの身体は、まるで自身の体重が嘘であるかのように容易く吹っ飛び、十数メートルも離れたビルの壁に激突。 そのままずるりと地べたへ落ちた。 「覚えておくがいい、小僧……“覚悟”とは! 捨て鉢になって挑む犠牲の心のことをいうのではないッ!」 さっきまでのダメージなど嘘であるかのように立ち上がった龍騎は、背後を舞うように飛ぶドラグレッダーの咆哮に応えるように、 「覚悟とはッ!! 進むべき未来のために!! あらゆる拘泥を捨て!! 今を戦い抜くことをいうのだッ!!」 ――高らかに、そう宣言した。 NEXT ナイトメア・ビフォア(後編)
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セレスティアル・ナイツ☆ キャラクター ▽セレスティアル▽ 神里ナユ フェイラン・ヒューズ アリシア=セヴィニー レベッカ・フェイト 望月 希 ▽ブレイズハート▽ 天草稜矢 戻る
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Ver. 1.2 カードNo. 1-2-001 種類 ユニット レアリティ C 名称 ナイトメアシープ 属性 赤 種族 珍獣 CP 1 BP 3000/4000/5000 アビリティ ■レッド・クロックあなたのターン開始時、あなたの赤属性ユニットを1体選ぶ。それのレベルを+1する。 Ver.1.2で追加された、属性クロックアップ補助効果の赤。 狂神アレス、破壊少女シヴァなどのOC効果発動の補助や、 軽減でCP0になるという利点から幅広いデッキで採用できる。 フレーバーテキスト 実験中の大事故、クロックパラドクスの影響を受けた居眠り好きの珍獣。赤のクロックを制御する機能をその身に宿した。
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《EM(エンタメイト)ナイトメアナイト》 効果モンスター レベル4/闇属性/戦士族/攻1700/守0 ①:自分バトルフェイズに、墓地のこのカードを除外して発動できる。 このターンに戦闘ダメージを受けたプレイヤーに1000ダメージを与える。